[子育てベスト100]これは子育ての辞書代わりに使える!!

子育て

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『子育てベスト100』
この本は、一言でいうと
「子育てに悩んだときに使う辞書」
子育てに悩んだとき、パッと開いてすぐに読み、実践できる本になっています。

こんな人におすすめ

・子育てについて悩んでいる。

・子育てについて知識をつけたいが、何の本から読んで良いのかわからない。

・子育てに忙しく、ゆっくり本を読む時間がない。

“現代の親は、多すぎる『子育て情報』におぼれている”

かあちゃん
かあちゃん

子育て情報をネットで調べ始めると、情報量が多く、結局どの情報が正確なのか、わからなくなってしまいます…。

本書では、子育てに関する知識が、広く浅く書かれています。
(項目の内容をより深く知りたい方向けに、参考書籍も掲載されています。)

著者である加藤紀子さんの考えではなく、心理学者等の膨大な「研究成果」を根拠に書かれているため、ネットで調べるより、はるかに信頼できる情報となっています。

「3歳~小学6年生」くらいまでの子どもを想定して書かれていますが、0歳から取り入れられるものや、中学生以上のお子さんにも、まだまだ通用するものもあります。

1家に1冊置いておきたい本となっています。

今回は、「子育てベスト100」を紹介しつつ、私が特に子育てに取り入れていきたいものをピックアップしてお伝えしたいと思います。

「子育てベスト100」概要

子育てに関する悩みが、「コミュニケーション力」「思考力」「自己肯定感」「創造力」「学力」「体力」と6つのカテゴリーに分かれていて、全部で100項目あります。

1項目は3~4ページに解説、実践方法がまとめられています。

「子育てベスト100」内容

出版元のダイヤモンド社のホームぺージに記載されてるベスト100の内容を転記します。

はじめに ── 「一番子どものためになること」を厳選しました

SECTION1 コミュニケーション力をつけるには? 早くから「言葉のシャワー」を浴びせてあげる

01 「対話」をする ── 質問・反論で考える力を磨く
02 「聞く力」を身につける ── 学力にもつながる大事な能力
03 子どもの話を聞く ── 否定せずに言葉を引き出す
04 「ごっこ遊び」をする ── 遊びでさまざまな力を身につける
05 「スキンシップ」を大切にする ── 脳にも心にもいい「やさしい刺激」
06 叱る ── 叱るときは具体的にわかりやすく
07 「根拠のない自信」をつける ── 強く生きていくための大切な力
08 「読み聞かせ」をする ── 集中しなくても気長に読めばいい
09 「楽しい週末」を過ごす ── 週末の交流で多様な価値観に触れる
10 「しぐさ」を読みとる ── 体からのメッセージを拾ってあげる
11 話を「しっかり」と伝える ── どんな言い方がいちばん伝わる?
12 「ケンカの仲裁」をする ── ケンカも学びの場にできる
13 「感情」をコントロールする ── コミュニケーションの核となる力
14 「スマホのルール」をつくる ── 依存のリスクから子どもを守る
15 「家族会議」を開く ── 子どもと話す機会をつくる
16 「挨拶」をする ── 義務ではなく、楽しめるように
17 「プレゼン力」を鍛える ── うまく話せる「型」を手に入れる
18 「手本」を見せる ── 親も子どもと一緒に成長する

SECTION2 思考力をつけるには? 「考えるチャンス」を最大限に増やす

19 「好きなこと」を見つける ── 機会がなければ見つからない
20 「観察眼」を磨く ── 生まれながらの能力を伸ばす
21 「オープン・クエスチョン」をする ── 「WHY」「HOW」「IF」を上手に使う
22 「考えるきっかけ」をつくる ── 思考をうながす言葉がけとは?
23 「失敗」を成長の糧にする ── 信じて自分で立ち直らせる
24 「深掘り」の意欲を伸ばす ── 成績より過程に注目する
25 「アナログ」のゲームで遊ぶ ── 夢中になりながら頭を使う
26 「金銭感覚」を身につける ── 自己管理を体験する
27 「やり抜く力」を養う ── 努力と情熱がものをいう
28 「男女の違い」に対応する ── 特徴を知って能力を伸ばす
29 「子ども扱い」しない ── 子どもに「敬意」をもつとは?
30 「思考」を掘り下げる ── 「デザイン思考」を体験する

SECTION3 自己肯定感をつけるには? 変化に強い「折れない心」をつくる

31 「良質な睡眠」をとる ── 日本の子どもは睡眠が足りない
32 「多様な視点」を手に入れる ── ひとつの正解だけをめざさない
33 「自制心」をもたせる ── 自分を抑える技術を知る
34 「レジリエンス」を鍛える ── 強く生きていける「心の筋肉」
35 「感謝の心」を育てる ── 心を豊かにする感謝のスキル
36 「なんでも言える環境」をつくる ── 勇気をもって甘やかす
37 家族の「一戦力」にする ── まかせて、感謝する
38 「習い事」をする① ── 習い事を選ぶ
39 「習い事」をする② ── スケジュールをゆったり組む
40 「習い事」をする③ ── お金のやりくりをする
41 受け入れる ── 無条件で認めてあげる
42 決めつけない ── 「値踏み」で可能性をせばめない
43 押しつけない ── 「いい距離感」で接する
44 「家族旅行」をする ── 成長に大切な非日常体験
45 「小さな喜び」を味わう ── つらさに打ち勝つ「お楽しみの貯金」
46 「強み」に注目する ── 注目すれば伸びていく
47 「生き物」を飼う ── 「お世話」でやさしい心を育てる

SECTION4 創造力をつけるには? 柔軟な脳にたくさんの「刺激」を与える

48 「楽器」を習う ── 楽しんで創造力を伸ばす
49 本物を「体験」する ── 体を動かして五感を刺激する
50 「型」にはめない ── 口をはさむのをぐっとこらえる
51 「ゲーム」とつきあう ── ゲームをコミュニケーションに生かす
52 「好奇心」を伸ばす ── 親自身が「ワクワク」を追求する
53 「肯定表現」で話す ── ネガティブな思考を切り替える
54 「アート」に触れる ── 気軽にいろんな感想を語る
55 「没頭」させる ── フローに入るのを邪魔しない
56 つくる&試す ── 手を動かしながら答えを見つける
57 「想像力」を豊かにする ── いまの「無駄」が将来の力になる
58 「瞑想」する ── 親子でやれば楽しくできる
59 「ぼーっ」とする ── 子どもは意外と疲れている
60 「本」で囲む ── 読書は地頭をよくする万能の習慣
61 「落書き」をする ── 脳の非集中モードで創造力がアップ

SECTION5 学力をつけるには? 効果的なフィードバックで「やる気」を引き出す

62 子どもの「タイプ」を知る ── タイプに合わせて学習法を選ぶ
63 「算数力」をつける ── 楽しみながら数字を身近にする
64 一緒に「計画」を立てる ── 計画立案で実行機能を伸ばす
65 書く① ── 書くことを「好き」になる
66 書く② ── 「日記」をつける
67 書く③ ── 「文章の型」を知る
68 勉強を「習慣」にする ── 無理なく楽しく続ける方法
69 「プログラミング」を学ぶ ── 試行錯誤で頭を鍛える
70 くりかえす ── 変化と負荷を上手に加える
71 「語彙」を増やす ── いろんな理解をラクにする基本の力
72 「無駄」を削る ── 勉強を合理化して「余裕」をつくる
73 「英語」を身につける ── 英語を「遊び道具」にしてしまう
74 子どもに教わる ── 人に教えると「知識」が頭に入る
75 時間をあけて「復習」する ── 覚える科目に最適の方法
76 ほめる ── 何をほめるかで大きく変わる
77 「フィードバック」する ── ポジティブに課題を伝える
78 「優先順位」をつける ── やることリストで行動を整理する
79 「音読」する ── 間違ってもいいから「楽しく」読む
80 「ごほうび」をあげる ── モチベーションを上げる報酬
81 「やる気」をつくる ── 「自分からやる」意欲を引き出す
82 「サポート」する ── 過干渉にならない支え方
83 一緒に「学校」を決める ── 実績だけで選ばない
84 「自分のスペース」をもつ ── ポテンシャルを伸ばす環境とは?
85 「早寝早起き」をする ── 脳のために十分な睡眠をとる
86 「集中力」をつける ── 集中できるのはせいぜい15分

SECTION6 体力をつけるには? 「栄養と運動」で脳と体を強くする

87 バランスよく「栄養」をとる ── よい食事のシンプルな本質
88 「おやつ」をあげる ── 糖質より脂質に気をつける
89 「朝ごはん」を食べる ── シンプルなパターンをつくる
90 「外食」を楽しむ ── 親子でリラックスできる貴重な機会
91 「好き嫌い」をなくす ── 苦手があるのは自然なこと
92 一緒に「料理」をする ── 五感を育む刺激的な体験
93 「お弁当」をつくる ── 愛情をこめつつ、手間は少なく
94 「旬」を生かす ── 自然のサイクルを食事にとりこむ
95 「惣菜」を活用する ── 塩分と油に注意して賢く使う
96 「免疫力」をつける ── 病気になりにくい体をつくる
97 「体」を動かす ── ケガをしにくい体をつくる
98 「スポーツ」をする ── マルチな競技をのびのび楽しむ
99 「嚙む力」をつける ── よく嚙むと頭も体も強くなる
100 「目」を守る ── スマホ時代にケアすべきこと

おわりに

加藤紀子(かとう・のりこ)
1973年京都市生まれ。1996年東京大学経済学部卒業。国際電信電話(現KDDI)に入社。その後、渡米。帰国後は中学受験、子どものメンタル、子どもの英語教育、海外大学進学、国際バカロレア等、教育分野を中心に「プレジデントFamily」「ReseMom(リセマム)」「NewsPicks」「ダイヤモンド・オンライン」などさまざまなメディアで旺盛な取材、執筆を続けている。一男一女の母。

【ピックアップ】本書を読んで、子育てに取り入れたいこと

1.コミュニケーション力をつけるには?

03.子どもの話を聞く

“子どもは無条件で聞いてもらえることで安心感や落ち着き、自信、認められた喜びを感じます”

子どもの話、どうやって聞けばいい?

・共感する
子どもが話しているときは、子どもの立場になって共感しながら聞いてあげます。「疲れたね」と言ってきたら「疲れたね」と子どもの言葉をくりかえしたり、「へぇ」「そうなんだね」と相づちを打ったりしながら聞きます。

・否定しない
たとえ子どもの話が間違った内容でも、「でも」「だけど」と否定せず、肯定的に話を聞きます。子どもが間違ったやり方で何かしてしまった場合でも、まずは否定せず、共感してあげてから意見やアドバイスを伝えると、子どもは素直に受け入れやすくなります。

・話の内容をよく確認する
子どもの話でわからないところをそのまま聞き流してしまうと、子どもは「話を真剣に聴いてくれない」と感じてしまいます。わからないときは質問し、くわしい内容を確認します。

かあちゃん
かあちゃん

1歳4か月の娘は「〇△□×…」と、一生懸命話してくれています。「そうなんだね」と伝えると嬉しそうな表情をしてくれます。時に、ドラえもんの『翻訳こんにゃく』があれば面白いのになぁ思うのは、私だけでしょうか?(笑)

05.「スキンシップ」を大切にする

“スキンシップをとると、愛情ホルモンとも呼ばれる「オキシトシン」という脳内物質が分泌されます。”

「スキンシップ」をするにはどうすればいいの?

・子どものが求めてきたら拒まない
スキンシップを拒まれると子どもは不安を感じてしまうので、拒まず受け入れてあげます。

・手をつなぐ
手のぬくもりは人を安心させます。

・頭をなでる
「よかったね」「よく頑張ったね」などと声をかけるときに頭をなでると、子どもは愛情を感じて、喜びます。

・肩や背中をポンとたたく
ワンポイント型のスキンシップで、言葉で伝えるメッセージの何倍もの感情が伝わります。

・ハイタッチをする
言葉以上に喜びや感動を共有できます。

・こちょこちょをする
笑うことで情報を伝達する神経回路「シナプス」を増やし、脳の働きをよくします。

・ハグをする
子どもによくハグをする親子はお互い関係性がよく、親子ともよく眠れるなど、心身ともに健やかになるそうです。

・効果が高いのは夕方以降
スキンシップを副交感神経が優位になる夕方以降に行なうと、さらに効果が高まるといいます。

かあちゃん
かあちゃん

家事などに追われ、充分にスキンシップが取れないときもあるので、就寝30分前は何もせず、娘とふれあい遊びや膝に乗せ絵本を読んだり、スキンシップをとる時間を確保していきたいと思います。

2.思考力をつけるには?

20.「観察眼」を磨く

子どもには、生まれながらにして優れた「観察眼」が備わっています。観察眼を磨くことは、自分なりの課題を見つけ、新しい気づきを得る力になります。” 

「観察眼」を磨くにはどうすればいい?

・一日の出来事をくわしく聞く
自分が見たもの、感じたことなどを言葉で表現すると、日々の微妙な変化に意識が向くようになります。その際、ときおり「なんでだろうね?」などと疑問をうながすようにすると、子どもは「どうしてだろう」「知りたいな」と、もっと積極的に観察しようと意欲が湧いていきます。

・外に出る
子どもが観察眼を磨くには、外に出るのがいちばんです。とくに自然にはたくさんの刺激があります。毎日、同じ場所に行くというのもひとつの方法です。特定の場所でも、自然は日々変化していくからです。

・ボードゲームで遊ぶ
ボードゲームで遊ぶと、子どもは自分がどうやったら勝てるか、そのつど自分の立場をつかもうとします。そのため、自然とゲーム全体を広い視野で見るようになっていきます。

・記録を習慣にする
日記は感情の記憶ですが、ネイチャー・ジャーナルは身のまわりの自然についての気づきを記録します。スケッチしたり、写真を撮ったりしながら、それがどんなふうに見えたかを記憶していくことで、文章を書く力もつきます。

23.失敗を成長の糧にする

“失敗を「ワクチン」にたとえ、親は子どもにたくさんの失敗を経験させることで、心と体に「失敗」という抗体をつくっておこうと唱えています。”

「失敗」を成長の糧にするにはどうすればいい?

・先回りしない
子どもを心配するあまり、先回りして障害物を取り除いたり失敗から守ろうとしたりする親は「ヘリコプターペアレント」と呼ばれ、子どもを無気力にしてしまうことがあります。

・失敗談を伝える
子どもが失敗や周囲の目を恐れないようになるためには、「親自身もしょっちゅう失敗すること」や「自分がどんな失敗をして、どうくぐり抜けてきたか」を伝えてあげる方が効果的です。失敗談を笑い飛ばすくらいの余裕を見せておくと、子どもは失敗を怖がらなくなります。

・「失敗=改善の機会」と理解させる
子どもを才能や結果だけで評価せず、挑戦し続けるプロセスをほめ、子ども自身が「まだできていないだけで、努力すればきっとできるようになる!」と考えられるよう勇気づけます。

かあちゃん
かあちゃん

ついつい手を出したくなってしまうときが、多々あります…。ある日、食事中お皿が落ちそうだったので、私がお皿を抑えていると、1歳4か月の娘が、私の手を払いのけました。こんな小さいときから自分でやろうと意欲があることに驚きました。「失敗しても何事も経験!」と、どっしり構えていきたいです。

3.自己肯定感をつけるには?

31.「良質な睡眠」をとる

“十分に睡眠がとれれば脳はリフレッシュして、思考と行動をコントロールすることができます。
質のよい睡眠は、体の成長や学力アップのためだけでなく、心の安定にも重要だということです。”

「良質な睡眠」をとるにはどうすればいい?

・子どもの理想的な睡眠時間は?
3歳~5歳で10~13時間、6歳~13歳で9~11時間です。

・お風呂は寝る90分前がベスト
人は眠くなるとき、体の内部の温度である「深部体温」が下がる特徴があります。寝る90分前に入浴すると、寝るころにちょうど体温が下がり、眠りやすくなるそうです。

・寝る直前は食事を控える
食事をしてから、胃腸の動きが一段落するまで約3時間かかるので、できるだけ寝る3時間前までに食事をすませるようにします。

・朝は朝日を浴びる
睡眠ホルモンの「メラトニン」は脳から分泌されるホルモンで、このホルモンの働きによって人は眠くなり、自然に睡眠に入ることができます。メラトニンは、朝の光で分泌が抑えられ、夜の暗い環境で分泌が高まります。朝起きたらすぐにカーテンをあけ、朝日を浴びることで分泌を抑え、逆に夜は分泌を高めるために明るさを控えます。

・電子機器は寝る1時間前から見ない
寝る前にブルーライトを当たると、良質な睡眠をもたらしてくれるメラトニンが分泌されにくくなります。夕食後は電子機器をオフにし、部屋を暗くして、目に入ってくる光の量を減らしてきます。

かあちゃん
かあちゃん

睡眠は大事ですよね。しっかり睡眠がとれているときは、娘も機嫌良く過ごしています。なるべく夜8時までには布団に入り、8時30分までには、寝てくれています。早く寝てくれると、私の自分時間もつくれるのでうれしいです!

36.「なんでも言える環境」をつくる

“子どもにとって、周囲と同じでなければならないというプレッシャーや、失敗や間違いを気にせず、素直に自分の考えや感情をさらけだせる安全な場所が必要です”

「なんでも言える環境」をつくるにはどうすればいい?

・寄り添う姿勢で
親は子どもに完璧を求めず、ありのままを受け入れ、子どもが本音を押し殺さないよう寄り添います。

・愛情を伝える
子どもに「目の前にいてくれるだけでうれしい」「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちを言葉やスキンシップで伝えます。愛情をたっぷりと受けることで、自他に対して「絶対的な信頼感」を知り、「自律心」が育つのです。

4.創造力をつけるには?

49.本物を「体験」する

“知識は理解することの、ほんの一部にしか過ぎない。本当の理解とは「体験」から獲得するものである

どんなことを「体験」するのがいい?

・自然の体験で五感を刺激する
子どもは感覚が鋭く敏感なので、右脳への刺激が、知的活動の基礎を築きます。視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感を養うことで、創造力や表現力を育むことができます。そのため、自然体験や日常のお手伝いなどを通じて体を動かし、五感を刺激することが大切です。

57.「想像力」を豊かにする

“遊びや趣味にこそ、様々な創造に結び付つく種がある。子どもが生まれながらにもっている想像力を損なわず、豊かに育んでいくことは、新しい未来を創造していく力になります。”

「想像力」を豊かにするにはどうすればいい?

・自由に子どもを遊ばせる
子どもたちが自分で選んだ遊びを楽しみながら、実験したり、つくったり、いろいろな挑戦をする体験こそがとても大切だといいます。親は子どもに、自分のペースでゆったりと過ごせる時間をつくってあげる必要があります。

・おもちゃを与えすぎない
おもちゃは少ないほうが子どもはより長い時間集中して遊び、探究心や想像力を発揮しやすくなることがわかっています。子どもにとってはむしろ空き箱や空き缶のようなものがおもちゃ以上に想像力をかきたてる楽しい遊び道具になります。

・友だちと遊ぶ
遊ぶときや何かをつくったりするときは、協力したり共有したり、刺激し合ったりできる仲間がいると、想像力がさらにふくらんでいきます。

・本を読む
読書は、現実では体験できないことを想像の中で体験させてくれます。読み聞かせは、親子で想像の世界にはいりこむことができる楽しい時間です。

・応答する
子どもが雲を見て「○○に見えるね」と言ったら、「そうだね」と受け止めてあげるだけでなく、「ママには××にも見えるなぁ」などと自分なりのイメージも伝えてあげるとよいそうです。子どもはこうした対話を通じて言葉を豊かにすることで、想像の世界を広げていくのです。

・無駄を大切にする
大人からすれば「どうしてそんなことにこだわるのかな」と理解できないようなことでも、子どもの経験は一つひとつが、いまのその子にとって必要なものです。一見、無駄に見えるようなことをしていても、じっくり見守ってあげることが大切です。

5.学力をつけるには?

68.勉強を「習慣」にする

“歯磨きや食事、入浴などと同じように、勉強を毎日の習慣に組み込むことは大きい強みになるでしょう。”

勉強を「習慣」にするにはどうすればいい?

・時間を決めて「スモールステップ」でやる
宿題をするとき、「音読」「漢字」「計算」などと細かく分けてしまえば、負担感が少なく感じます。また、それぞれのステップに「何時から何時まで」と細かく時間を決めると、「何時になったらやる時間だ」と気持ちを準備できるので、手をつけやすくなります。さらに、実行する「場所」も決めておくと、時間になったらそこに行ってスパッと切り替えて勉強を始めることができます。

・遊ぶ時間も確保する
やるべき勉強を子どもが手早く終わらせたとき、「じゃあついでにこれもやってみよう」と追加で課題を与えるのではNG。あらかじめお楽しみの時間はしっかりと確保しておき、満喫させます。

・親も習慣にする
子どもがやらないことをイライラするより、テレビを消し、食卓を片付け、親自身が机に向かうほうが手っ取り早いかもしれません。親が楽しそうに本を読んだり何かを書いたりしている姿を見ると、子どもも自然と自分から机に向かうようになります。

かあちゃん
かあちゃん

1歳4ヵ月の娘には、まだまだ先のことですが、勉強を習慣にできる日がくるといいです。

今は、まだ想像できませんが、きっとあっという間に娘も大きくなるんでしょうね。(独り言)

74.子どもに教わる

“「自分が学んだことを誰かに教えなければならない」と自覚すると、新し情報を吸収する能力が高くなります。”

うまく子どもに教えてもらうにはどうすればいい?

・子どもに質問する
子どもが取り組んでいる問題を一緒に見ながら、「これってどうやって解くの?」と聞いてみます。答えを聞いても、ちょっとわからないふりをして、さらに詳しく質問してみるのも効果的です。

・間違っていても指摘しない
子どもの説明が間違っていることもあるでしょう。しかしそこで説明をさえぎって、親が教える側にまわっては意味がありません。子どもの指示にそのまましたがって、つまずいたところで「これで合ってるかなぁ?」などと質問してみます。子どもはそこで間違えに気づくと、自分で解決しようとします。できるだけ手を貸さず、自分で考えさせるようにします。

・感謝を伝える
子どもに教えてもらった後には「よくわかった。わかりやく教えてくれてありがとう」と感謝を伝えます。これは子どもにとっては「親の役に立てた」という成功体験になります。

6.体力をつけるには?

87.バランスよく「栄養」をとる

“食事は〔主食3:主菜1:副菜2〕のバランスがベスト”

バランスよく「栄養」をとるにはどうすればいい?

・「主食・主菜・副菜」をワンセットにする
「主食」は、ごはんやパンなど糖質が中心です。糖質は脳と体を動かすエネルギー源となります。
「主菜」は肉や魚、卵、大豆製品などタンパク質を多く含む食材でつくります。主菜は筋肉や血液などをつくる基になります。
「副菜」は野菜やきのこ類、海藻、こんにゃくなど、ビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれるおかずです。副菜は体の調子を整えます。

・1人分ずつ取り分ける
盛り付けは1人分ずつ分けたほうが、偏食や食べすぎを防ぐことになります。

かあちゃん
かあちゃん

親にできることは、バランスの取れた食事を子どもに、させてあげることしかないかもしれません。あとは、子どもの力を信じ見守り、話をじっくり聞ける親になりたいです。

96.「免疫力」をつける

“免疫力を高めると、風邪など感染症にかかりにくくなるだけでなく、血行がよくなって脳や体の動きが活発になります。

「免疫力」をつけるにはどうすればいい?

・いろいろなおかずを食べる
腸には体内の免疫細胞の60~70%が存在しています。発酵食品と食物繊維、オリゴ糖は免疫機能を高めてくれます。さらに、腸環境を整えるだけではなく、免疫細胞を活性化させる必要もあります。「主食:主菜:副菜=3:1:2」の割合でいろいろな種類のおかずを食べたり、「旬の食材」を意識したりすることで、自然にバランスがとれます。

・外で遊ぶ
紫外線を浴びることで人間みずから合成できるビタミンが「ビタミンD」です。ビタミンDは、がんや自己免疫疾患、感染症の発症予防に関係しています。30分程度の外遊びや散歩をするだけでも多くのビタミンDが配合され、免疫力を高められます。

・十分な睡眠をとる
外で遊ばせると同時に、たっぷりと睡眠をとることで体温が安定し、免疫力が高まります。

まとめ

この本は、項目が細かく分かれているため、゛今”困っていることをすぐ調べて、実践できる本になっています。子育てに取り入れていきたい項目がいくつもありました。これからもこの本を「子育ての辞書代わり」に使っていこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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